浦和周辺:塾で成績が伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

※今回は【中学歴史が面白いほどわかる本】もかなり参考にしています。

戦後改革

戦争が終わった後、マッカーサー率いるGHQにより、今の日本の制度に変わりました。

【教育基本法】
→小学校6年間と中学3年間が義務教育になる。
(ちなみに、戦前は国が作った教科書をすべての学校が使っていたが、この時から民間企業の教科書を使うようになりました。そのため、教科書は東京書籍や啓林館など、学校によって違う教科書を使っているのです。)

【労働基準法】
→8時間労働制や男女で賃金の差をつけてはいけないという決まり

【日本国憲法】
→国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の原則になる。
(11/3(文化の日)は「憲法が発表された日」、5/3(憲法記念日)は「憲法が施行された日」として祝日になっています。)

【選挙法の改正】
→20歳以上の男女に選挙権が与えられた(2016年から18歳以上の男女に変わっています。)

今、当たり前すぎてなんとも思っていないこうした決まりは、この時に作られていったのです。

資本主義VS社会主義の冷戦

【朝鮮戦争】

→朝鮮は植民地から解放されましたが、南をアメリカが、北をロシアが軍を置くことで、大韓民国(韓国)、北を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)として分断されていました。

【キューバ危機】

ソ連がキューバに軍事基地をつくり、ミサイルを持ち込もうとした計画がアメリカ軍に知られたため、アメリカとロシアの核戦争となる第3次世界大戦が起きる可能性が浮上しました。
(キューバはアメリカのすぐ南ですから、そこに軍事基地とミサイルがあれば、そりゃケンカになりますよね。。。)
結局、ソ連がミサイルに撤去を発表したことで、戦争の危機を脱しました。

【ドイツ分断】

アメリカやイギリスなどの占領地である西ドイツは資本主義に、ソ連の占領地であった東ドイツは共産主義となり、同じ国の中でも別々の体制となます。
東ドイツは西側からの攻撃を防ぐという建前で「ベルリンの壁」を造ります。(本音は西側への人口流出を防ぐためです。壁を作るまでは毎日2000人程度の国民が東ドイツから去っていました。)

【ベトナム戦争】

インドシナ戦争は1次、2次、3次とありますが、第二次インドシナ戦争=ベトナム戦争です。

ベトナム戦争は、表面的には「北ベトナム軍」と「南ベトナム軍」の戦いでした。
しかし、その背景には、南ベトナムにはアメリカ軍が送り込まれ、韓国やオーストラリアなどの資本主義国が物資などの援助をおこないます。
それに対し北ベトナム、はソ連や中国が物資支援や軍事顧問団の派遣をおこないました。

「資本主義陣営」VS「社会主義陣営」の戦争だったのです。

なぜ、アメリカとソ連で代理戦争までしているのかというと、一言でいえば「自国の利益のため」です。
たとえば、世界の主流が資本主義になれば、アメリカはその分商売できる国やその額が増え経済的に豊かになれますし、「資本主義を広めたリーダー」としてのポジションを持つことができます。それに、社会主義の勢力が弱まれば、その分国内でも資本主義に異議を唱える人々は減るでしょう。

逆に、ソ連側とすれば、世界中が社会主義になれば「社会主義を広めたリーダー」としのポジションを持つことができますし、国内で資本主義を唱える人が少なくなる分、国民を統制しやすくなるのです。

補足:社会主義と共産主義の違い

社会主義と共産主義は、似ているものではありますが、明確な違いもあります。

社会主義の場合、利益は働いた人に均等に配分するが、それをどうやって使うかは、個人に任されます。

共産主義ですが、「利益を均等に配分するのはもちろん、消費状態にも差をつけるべきではない」との考え方です。家とか車などの入手も均等でなければならないとする考え方です。


出典 国家社会主義と共産主義の違い – 政治 – 教えて!goo

また、社会主義は「社会民主主義」と「ソ連型社会主義」の二つに分類され「社会民主主義=社会主義」「ソ連型社会主義=共産主義」という考え方もあります。

冷戦の終結

資本主義が勝利したわけです。
1980年代になると、ソ連の経済はピンチにおちいります。
そこで、ゴルバチョフは社会主義の方針転換をし、市場原理を取りいれるようになり、その後、政治の自由化と民主化が行われていきました。
このソ連の動きの影響を受け、ハンガリーやポーランドでも自由な選挙が行われ、社会主義体制が終わり、冷戦のシンボルであった「ベルリンの壁」も壊されました。

アメリカのブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が44年にわたる冷戦の終結を宣言し、終わりをむかえました。