塚田母の子育て論③

【浦和周辺】塾で成績が伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

塚田母の子育て論①

塚田母の子育て論②

前回の続きです。


私に習字を教え、習字を頑張って練習して賞を取った経験を通じて
「やれば、できるんだ!」
という自信をを与えてくれた母親。

習字を教えてくれるときの、母親の関わり方は、習字教室の先生とも、少年野球の監督やコーチともは、一味違ったものでした。

①まずは自分で考えさせる

私の母は、最初からどうやったらうまく書けるか教えたりはしませんでした。
最初はとにかく自分なりに練習しているのを見守っていました。
ただ、途中で上達しなくなり、同じような字ばかりを書き続けます。
その時にはじめて「どうやったらうまく書けるか、ちゃんと自分で考えてみな!」と言われ、また練習を続けます。
それでもうまく書けるようになれず、泣き言をいっていたり、字が下手になっていってしまうときになると、ようやくアドバイスをくれるといった感じでした。

②アドバイスをするときには、ポイントを絞って1か所だけ改善させる

アドバイスをくれるときにも、たくさん教えてくれるわけではなく、1、2か所だけ教えてくれました。

どんな分野でもそうだと思うのですが、得意なことや自分の専門としていることは、「ここを改善すると、もっと良くなるだろうな」とお思う部分をいくつも見つけることができます。
しかし、改善した方がいいですところを一度にたくさん伝えられても、その部分をすぐに修正できるけではありません。それどころか、一度にたくさん改善しようとすると、どれも中途半端になってしまい、結局あまり上達しなかったり、前にできていたこともできなくなってしまう場合もあります。

改善するポイントを一つに絞ることで、ひとつひとつ着実に上達することができますし、よほど器用な子でなかえれば、この教え方のほうが結果として早く物事が身につくように感じます。

③子供の意見を聞きながら、一緒に考えるスタンス

母親は、子供の意見を聞きながら、一緒に考えて作品作りをしてくれました。正直、こういうスタンスで習字を教えてくれる指導者って、なかなかいないんじゃないかなって思います。

普通は、習字の手本があって、それになるべく近づくように形を変えていったり、「はね」や「はらい」などの上手なやり方を教えたりして、「お手本に近い字」を目指す傾向があります。
しかし、母親の場合には、無理に手本の字に近づけようとはしませんでした。

例えば小学校5年生の書初めコンクールの時の話なのですが、「守」という字を私はなぜかやたら縦長に書いていました。(笑)
最初は、「もう少し短い方がバランス良くなるよ」と言われていたのですが、私自身は(縦長の守の方がなんかいいな)と思っていたので、直さずにかいていました。
すると、母親は「ここの部分はこのままで書きたいの?そしたら、縦長にしても、うまく見える書き方を考えてみようか」といい、まさかの「手本とは違うタイプの上手な『守』を書けるようにしよう!」という提案をしてきました。(笑)
そして、書道の作品集を持ってきて、「守」が書いてあるページをいくつか探してみたり、母親がいろいろな「守」を書いて、私が気に入る「守」という字の書き方を作ってくれました。


こういった関わりを続けてくれたからこそ、私は習字を好きになれたのだと思います。
私自身が、あまり先生の言うを聞くタイプの子ではなかったので、特に私に合った関わり方だったと思います。

だからこそ、生徒が人の言うことを聞かない気持ちもわかってあげれる方だと思いますし、どうやって関わるといいのか、自然と考えが浮かんでくるのだと思います。


また次回、続きを書きます。