【浦和周辺】塾で成績が伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。
塚田母の子育て論①
塚田母の子育て論②
塚田母の子育て論③
前回の続きです。
小学校の勉強の様子について書きます。
家庭学習の様子
小学校の時は、毎日家庭学習をしていました。最初は、姉と同じ部屋で家にあるドリルをやっていたのですが、椅子に座っているだけであまりやっていませんでした。
母親は、自分で勉強してほしい思って部屋でやらせていましたが、たまにドリルを確認すると、ほとんど進んでいないことが多く、その度に思いっきり怒られてました。
部屋だと勉強しないので、仕方なくリビングで勉強させるようになりましたが、母親も子供の勉強を毎日見るのが嫌なので、しばらくしたらまた部屋に戻す。
しかし、そこは塚田少年。また部屋だと勉強しなくなる。で、またリビングに強制的に時間決めて勉強。しばらくして、(もう自分で勉強するかな?)と思いまた部屋に戻す、でもやらない。というのを繰り返していました。
そしてこのやり取り、なんと中学三年生まで続けました(笑)
母親としては、(うちの子は、いつになったら自分でやるようになるんだ!?いい加減言わなくてもやってくれ、、、)と思っていたでしょうきっと。
でも、勉強好きじゃない、小中学生なんてこんなもんです。
言われたことなんて素直にやりませんし、親が見てないところで勉強なんてほとんどしません。
だからこそ、自分の生徒には、家族の方にお願いをして、リビングやお父さんお母さんの目のある場所で勉強させるようにしています。
「自分の部屋で勉強する子」と「家のリビング」で勉強している子だと、家のリビングでやる子の方が圧倒的に宿題をやってきてくれています。
学校の宿題は本人に任せ、家のドリルをやらせる
他の家庭と違うなーっと思ったのは、学校の宿題についてはあまり口出ししなかったことです。
普通は、学校の宿題やらなかったら怒られたり、家族の人が子供の宿題のわからないところを見たりすると思うんです。
でも、うちの場合には宿題やってないと、「宿題ちゃんとやっときなよ」とは言われるものの、強くは言われなかったんです。特にチェックもされませんでした。
(そんな感じだったので、案の条、塚田少年は宿題忘れの常習者でした。笑)
でも、家のドリルをやってないと、すごく怒られました。
大人になってから、
「なんで昔、学校の宿題より、家のドリルを厳しくみてたの?」
と聞いてみたところ、
「宿題毎回やっていても、勉強できない子もたくさんいる。だって、漢字は覚えるのではなく、たくさん書いて提出することが評価の対象だったり、計算も、わからなければ答えをきちんと答えを写せば、それで済んでしまうでしょ?だから、宿題やったからできるようになるとは限らない。
それなら、漢字5個でもいいからしっかり覚えるほうが勉強になるし、できないで答え写してる時間があったら、途中までの問題をしっかり考えて解けるようにしてしまった方がよっぽど勉強になる。
勉強はできない問題ができるようになること。
だから、ドリルを繰り返しやらせた。
ほんとは、宿題も家のドリルもやったほうがいいんだけど、そこまで面倒みれなかった。それに、学校の宿題はやらなくて怒られたり、居残りさせられたりして、やらなかった責任は自分で取ればいいと思うから。宿題って先生との約束なんだし。」
と言っていました。
今、こうやって書いてもみても、本当にその通りだなと思います。
ただでさえ勉強が面倒くさいと思っていたのに、もし、学校の宿題も家のドリルも両方厳しくチェックされていたら、心の底から勉強が辛くて苦しいものになっていたと思います。
「学校の宿題はやったほうがいい」と強く思っている方もいると思います。
私も学校の宿題はきちんとやった方がいいと、もちろん思っています。
ただ、「勉強ができるようになるために、必ずやらせた方がいい」とは思っていません。「人から言われたこと、ルール、約束を守る」という意味で大切だとは思います。
塚田家の場合には、「勉強ができるようになること」の優先順位が高かったからこそ、「家のドリルを繰り返しやる方が優先」になったわけです。
このあたりは、家庭の教育方針によって違うところなので、それぞれの家庭で話し合って決めることだと思っています。
「勉強ができるようになることの方が大切か、学校から言われた宿題をやる方が大切なのか」によって変わってくる部分です。
両方やれたら一番いいのかもしれませんが、両立が難しい場合にはどちらを優先すべきかを、明確にしておいたほうがいいと私は思っています。
また次回、続きを書きます。