くもん式から学んだ!集中して自主勉強するようになる仕組み

【浦和周辺】塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

突然ですが、くもんはご存じですか?

くもんは、授業をする場所ではなく、
「みんなそれぞれのプリントをひたすら解いて、先生が○つけしてくれる」
という、自習スタイルの学習塾です。

現在は日本だけでなく、50の国と地域にくもんがあり、世界中でくもん式の勉強が行われています。

指導経験がある方はわかるかもしれませんが、子どもに集中して自習をさせるのは、なかなか難しいことです。
小学生以下の子どもたちに関しては、静かに座らせておくだけでも大変だったりします。

ところが、くもんの先生は教員免許など持っていない『普通の主婦の人』がほとんどにもかかわらず、子どもたちに集中して、プリントをひたすら解かせることができているのです。

そこで今回は、「くもんでは、なぜ子供たちが集中して自習することができるのか」その仕組みについてお話します。

①やることが短時間で区切られている

くもんでは、プリントを一枚づつ渡されます。

一回でたくさんのプリントを渡してしまうと、「こんなにたくさんやらないといけないか、、、」と感じてしまい、やる気がなくなりやすいです。

しかし、「プリント一枚だけ」を渡して、終わったら持ってくるようにすることで目の前の勉強に集中しやすくなりますし、一枚だけならすぐに終わるというイメージがあるので、取り組みやすいのです。

②今より少しだけ難しい問題をやる

くもんでは、時間をかけて考える問題は基本的にありません。
「できる問題」と「少し考えればわかる問題」でプリントが作られているのです。
問題が簡単すぎても飽きてしまいますし、難しい問題が多いと途中から考えるのが嫌になってきてしまいます。

 もうすでに楽に解ける問題」と「自分で考えればわかる、ちょっとだけ難しい問題」が混ざっていることで、「飽きること」「考えるのがめんどくさくなること」の両方を防ぎ、集中してやり続けられるようになっているのです。

③勉強を頑張ったことが実感できる

一枚のプリントを短い時間で終えることができるため、一回のくもんの時間に、自然と何枚ものプリントをやることになります。

すると、くもんの時間が終わる時に、
「たくさんプリントをやったぞ!自分はこんなにたくさん勉強できるんだ!」感じることになります。
この「たくさん勉強をした」と実感することが、勉強に対しての苦手意識をなくし、自信を持つことに繋がるのです。

このように、くもん式には
「やることが短い時間で区切られている」
「今より少しだけ難しい問題をやる」
「勉強を頑張ったことが実感できる」
といった仕掛けがあるおかげで、生徒たちは集中して自習学習を進めることができるのです。

家庭学習の時には、ぜひこの仕組みを工夫して取り入れるようにしてみてください。

今までよりも楽に勉強する習慣をつくることができますし、、集中して勉強してくれるようになりますよ!