浦和周辺:塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

今回は「子供からも親からも不評だった小学校5,6年時の担任・Y先生の指導方法が「時間差」で素晴らしい教育結果を出した、というお話」
という、ネットで見つけた記事について紹介します。

子供からも親からも不評だった小学校5,6年時の担任・Y先生の指導方法が「時間差」で素晴らしい教育結果を出した、というお話(抜粋)

学校の先生の能力って話が出ると、私の小学校5,6年時の担当の先生を思い出す。他のクラスでは行なってないのに、毎日10分間のミニテストをして、定期テスト前に子ども自身に目標を立てさせ計画を立てるよう指導してた。
今思えば、毎日テストを作り採点するのも、子供一人一人が作った計画表をチェックし、実行するように個別に指導するのは、並大抵の手間ではなかっただろう。
でも、先生の性格が粗いこともあって、余計なことをさせると、子供からも親からも人気はなかった。
私自身もいい印象はなく、親にブーブー文句を言っていた。そして、月日は経ち、中学生になり高校受験を向かえた。

田舎の学校なので、まぁ、学力は低いのだけど、私の学年では進学校に進んだ子が多かった。しかも、進学校に進んだ子のうち、小学校5,6年の時に同じクラスだった子が半数以上だった。
私はこのことに気づかなかったけど、近所の同級生の親がたまたま教育関係の人で、各親に聞いて廻ったらしい。

すると、小学校5,6年の時に無理やりやらされた、「目標を決め計画を立てて実行する」これを続けていた、などこれ以外でも小学校5,6年の時の経験が良かったのでは?と答えたらしい。私自身も計画表を立ててたけど、それが小学校5,6年の先生のおかげだったとはすっかり忘れていた。

親からも子からも不評だったその先生はずっと立場なかったらしい。新任で担当した私たちの高校入試の成績を、聞いて廻った教育関係者が「君がやったことは間違ってなかったね。結果が出たね」と伝えたら、男泣きしたらしい。

もちろん高校入試だけが指標ではないけど、4,5年たって、結果がでる教育もある。もしかしたら、4,5年は短いかもしれない。教育結果には時間差があるんだ、と実感を持って思う。
先生の能力はテストで計れるのか?誰がどう判断するのか?

子供からも親からも不評だった小学校5,6年時の担任・Y先生の指導方法が「時間差」で素晴らしい教育結果を出した、というお話

すぐに目に見えなくても、長期的に役立つ教育もたしかにある

学力に関しては、すぐに結果が出る指導方法がある一方、すぐに結果が現れないものの、後の学力に大きく影響を与えていることもあります。

例えば、部活や習い事に対して本気で取り組んだ経験のある子は、受験の時にも長時間勉強することができる子や、高い集中力で学習することができる子が多い傾向にあります。

また、自分の好きなことをとことんやっていた子も、一定の集中力を保って長時間勉強し続けることができるタイプの子が多いです。
家庭教師の生徒の中には「とにかく絵が好きでずっと絵を書き続けていた子」「ゲームを一日12時間やっていた子」「一日中読書し続けられる子」がいますが、そういった子は実際にそうでした。

自分の好きなことを通して「物事に没頭する経験」ができ、そのおかげで集中力がついたり、他のことに対しても没頭しやくなれます。

つまり、一見、勉強することに関係のない「ゲーム」「絵を書く」「スポーツ」「習い事」も実は、後の勉強に大いに役立っているのです。

その他にも
「読書をした経験」
「漫画を読んだ経験」
「テレビや映画を見た経験」
「さまざまな工夫をして、たくさんの遊びをした経験」
「囲碁、将棋、オセロなどの思考力を使うゲームをした経験」
なども、短期的には学力を上げるわけではないですが、

長期的にみると、その時の
「読書から得た知識」
「漫画から得た知識」
「テレビや映画を見た知識」
「クリエイティブな視点から物事を考えること」
「ゲームを通じて、論理的に考えること」
は勉強に大いに役立つはずです。

このように、すぐには役に立たなくても、長期的には役に立つ教育もあります。
小学生の時には、特に「長期的に役立つ教育」を意識して行うべきだと私は考えています。

小学生の勉強は、中学に入ってからの成績に大きな影響を与えている

小学校の頃、漢字や計算、教科書の音読、理科や社会の調べ学習をしっかりとやっていた子は、中学に入ってから成績が伸びやすいです。


漢字は、中学で習う漢字だけでなく、「小学校で習う漢字」+「中学校で新しく習う漢字」が組み合わされて問題と出されることが多いです。

国語の読解力は小学校の時の影響をそのままうけることになります。

理科も小学校の算数で習う「分数や小数の概念」「単位の変換(秒速を分速に直すなど)」「グラフの読み取り」などが身についていれば、それだけですぐに解けるようになる問題も多くあります。

社会は、小学校で習った知識にプラスして、さらに知識が増えていきます。小学校の内容が頭に入っていれば解ける問題もありますし、すでにある知識に関連して覚えることができ、新しい知識も頭に入りやすくなります。

数学も小学校の時に習った内容はわかっている前提で授業が進みます。
小学校の内容がきっちり身についている人は、授業を聞いて理解しやすくなりますし、計算力も、小学校から積み重ねている人とそうでない人では大きな差があるのです。

それらは点数に直接結びつきます。


そして、コツコツと小学生の時から積み重ねてきている人は、中学に入ってからも良い成績をとりやすくなりますし、学習習慣が以前からある子は中学に入ってからも学習時間を確保している傾向があるものです。

こちらの記事のY先生は、そのことを実感しているからこそ、小学校の頃に生徒や保護者から不評でも、熱心に家庭や生徒と関わりつづけたのだと思います。本当にすばらしいなと私は感じました。