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自己紹介(ロングバージョン)

受験をするきっかけ

夏休み前の7月。
高校卒業後の進路を選ばなくてはなりません。

当時は「勉強は嫌いだから、大学は行きたくないなー。」と思ってました。


母親からは、

「大学行った方がいいと思うよ。もらえるお給料違うし、大学の間4年間は楽しいよ。
でも、勉強しなくても行けるような大学にいくのに学費払うのは嫌だから。

もし勉強しないなら、専門学校に行きなさい。手に職つけてるのはいいことだから。」

と言われました。

(たしかに専門学校もいろいろあるもんなー。どこにしようかな??)

 そう思い、専門学校のパンフレットを取り寄せて眺めていました。

・・・そういえば、なにやりたいんだろう俺??

 

 

【ここで大きな転換点を迎えます】

 

このままいくと、なんとなく選んだ専門学校に行く

卒業したあと、アルバイトで見てきた社員の人たちみたいな生活を40年間する(高校のときに、工場や郵便局、飲食のアルバイトを経験しました)

やばいな。40年間あの生活はまずい・・・。全然楽しそうじゃないもん・・・。

 

自分の進路を選ばないといけない段階ではじめて、自分の置かれている現状に気づきました。

「やりたいことないのに、適当に選んで専門学校いくのはまずいな。
とにかく、自分のやりたい仕事見つけないといけないと。
うーん、そのためには大学に行った方が良さそうだな。
大学行けば4年間あるから、その間で自分のやりたい仕事見つけれるし。
偏差値の高い大学行くと、高卒とか専門卒だと入れない会社にも入れたりで、就ける仕事のの選択肢も増えるみたいだしな。

最悪やりたい仕事が見つからなかった場合も、偏差値の高い大学に行けばお給料多くもらえるから、そっちの方がいいよな・・・。

よし、勉強しまくっていい大学入るぞ!!!
勉強なんてやればできるでしょ!

ということで、高3の7月から本格的に受験勉強をスタートさせました。
それからは、朝5時に起きて勉強して、学校にいる間も授業は聞かずにひたすら自習(今までの基礎がなさ過ぎて、聞いてもわからないため)
休みの日は9時から夜7時まで図書館で勉強する生活をしていました。

そして半年後の2月。受験を迎えました。

結果は見事に、どこも受かりませんでした。笑

当時よく遊んでいた友達は、大学の付属で内部進学していたり、指定校推薦で入学していました。その友達たちは、高校3年生の夏休みにはほぼ進学する大学が決まっていたため、毎日楽しそうに遊んでいたわけです。

でも、自分は半年間ひたすら好きでもない勉強をやり続けて、その結果、遊び呆けてる友達たちの大学にすら落ちてしまう始末。

当時は割とショックでした。
(今考えると、中3の秋から3年間、授業も聞かず勉強してないのだから妥当な結果だと思います。)

浪人時代

今まで塾に行ったことがなかったのですが、「受験のプロからしっかりと指導を受けた方がいい」と思い、予備校に通うことにしました。

それから、いくつかの説明会に行く中から「難関大学合格率90%以上」という宣伝をしている、少人数指導の塾に通うことにしたのです。

しかし、入学して2ヶ月ほどしてから4クラスある中で、1番上のクラスの合格率が90%であり、私の行きたかった大学に合格できる人の割合は、1番上のクラスの上位30%ほどだと知ったのです。
そのことを面談した担当者に問い詰めたのですが、まともに話してもらえませんでした。

(今思えば、面談というよりただの営業だったのですが、、、)

塾の先生を信用できなくなりました。


それからは、
「ここにいる人達と同じ勉強をしていても、行きたい大学にいける可能性はすごく低い」と考え、
独学で勉強のやり方について学び、試行錯誤し続けました。



その結果、合格圏内まで成績を伸ばすことはできましたが、あと一歩のところで合格を逃しました。

まだ努力する余地もあったかもしれません。
塾を選んだのも自分自身です。


それでも

「あの時に、もっと早く正しい勉強のやり方を教えてくれる大人が周りにいれば、、、」

そう思うと、とても悔しかったです。

家庭教師をはじめる

社会人になってから、知り合いの方に声をかけてもらい家庭教師をすることになりました。

その子は個別指導の塾に通っていましたが、成績は上がっていませんでした。

「塾ではどんなことやってるの?」

と聞くと、

「先生1人に、自分ともう一人で1:2の授業を受けています」

「ワークが用意されていて、例題見ながら解いてます。」

「一緒の子はわからないところが多いみたいで、たくさん教わってる。」

「私はなんとなくの雰囲気で、埋めることができてるから、ワークの後半の部分を教わるけど、正直最初の例題からよくわかってないんです・・・。

宿題は中1、中2の復習問題なんですけど、それもよくわからないのでそれっぽい答えを適当に埋めて提出してます。



(そりゃ成績上がらないよな・・・)



と思ってしまう指導内容でした。



当時、私自身は教える上での知識がない状態。
(もちろん、その点を理解した上で家庭教師を依頼してくれました)

それでも、「自分が受験勉強で試行錯誤し身につけた勉強のやり方を身につけてもらって、勉強を習慣化されば、成績は必ず上がる」という自信がありました。

実際に指導をしていくと、予想通り成績はみるみる上がっていきました!

また、生徒と仲良くなっていろんな話をするのもすごく楽しいなと感じましたし、親御さんにも感謝され、教えに行くのが毎回楽しみでした!


「予備校のときに、苦労して効率のよい勉強のやり方を身につけたのがすごく役に立っている!」

「自分があの時に出会いたかった『効率の良い勉強方法を教えてくれる、信頼できる大人』に、自分はなれているかもしれない」


そう思えたことも、やりがいを感じる要因だったと思います。

このときから、家庭教師を仕事としてやっていこうと決めました。

塾講師時代

「家庭教師としてやっていく前に、経験として塾講師もしておこう。」
「予備校以外は通ったことないので、中学生が塾でどんな様子なのか見てみたい。」


こうして、塾の講師としてのアルバイトをスタートさせました。

 「どうせやるなら、しっかりと生徒の成績をあげるぞ!」

そう思って指導にあたりました。

しかし、実際に指導をしてみると、

「うあ、勉強の効率悪っ!!!」

思わずそう感じました。

 今までずっと、「自分に合う勉強のやり方」「目の前のひとりの生徒に合う勉強のやり方」しか考えてこなかったこともあり、
(もっとこうやって勉強したらいい!って思うところがたくさんある。でも、集団の指導なのでひとりひとりに伝えるには時間が足りなすぎる・・・)と感じ、モヤモヤしました。

集団塾なので仕方ないことですが、どうしようもなく効率悪い。 

➀指導したところが試験範囲にならない。
・3つの中学校から生徒が集まるので、学校の授業で教わっている箇所が違う
・当然、テスト範囲もバラバラ
・テスト前に、テスト範囲にならない箇所を教えているクラスもある

②学力がバラバラ。
・クラス分けがされているが、そのクラスの中でも「成績が高い子」と「一番低い子」には偏差値で10以上の差がある
・理解力も今までに積み重ねてきた知識量に大きな差がある
・苦手なところ、得意なところがバラバラ

③前の内容がわかっていない
・前の授業がわかっている前提で進めているため、もはやそれ以降の内容が理解できない。
・できる子はもうすでに身に付いてる内容を聞かされている

こういったことが課題としてありました。

なるべく、ひとりひとりに合ったプリントを渡すことや、学校ごとのテストの傾向を分析することで、中1、中2のクラスに関しては全員の成績を上げることができました。

(少人数のクラスだったことや、塾長が教え方を自由に任せてくれたからこそできたことだと思います。)

しかし、教えていく中で、

「もし、あの子たちに自分がひとりひとり教えていたら、大幅に成績上がる子が何人もいたな・・・」

「Aさんは、中1の内容からわかっていない・・・。
今回は図形がテスト範囲の中心だからなんとか点数取れたけど、中3になったら学校の授業についていけなくなるだろうな・・・」

「B君は、周りに流されて勉強してないけど、実はすごく頭の回転が早くて30点上がってたよなー。記憶力もいいから、家庭教師で自分が教えたら全科目で80点以上狙えるだろうなー。」

そんなふうに考えてしまう自分もいました。

塾で教えてみたからこそ、「自分は家庭教師として、ひとりひとりに向き合って教えるのが合ってるんだな」といっそう強く思うようになりました。

現在

家庭教師をしていく中で、

・「塾に行って成績が下がった」
・「通っているのに成績が上がらない」
・「塾の回数増やしたら成績下がった」

など、挙げればきりがないほど、残念なエピソードを聞きます。

また、「どうしたら成績が上がるか」を熟知している私から見ると、どう考えても

「ビジネスとして考え、目の前の子のことよりも会社の利益を優先して運営してるだろ!!」

そう感じてしまう塾が、いまだに多く存在します。


正直、「塾に行っていない生徒」を教える方が楽ですし、「塾で成績良くなっている子」であれば間違いなく大幅に成績を上げる自信があります。

それでも「塾で成績が上がらなかった子」を専門にして教えているのは、

「大学受験の時に自分も塾選びを間違えて、悔しい経験をした」

「塾講師をしたときに、自分が家庭教師をすれば大幅に成績上げれるのに・・・と感じた子がいる」

「これまでの相談から、適切な指導が行われていない塾がたくさんあることを知った」

「他の塾や家庭教師で成績が上がるなら、それでいい!と本気で思っている」

「私自身、せっかくなら『自分だからこそできる、やりがいが感じれる仕事をしたい!』と考えている」

こういった理由があるからです。






親御さんだって悩んでいます。

「勉強少しでもできるようになってくれたらな・・・」

「学校の授業聞いててわからないとそりゃつまらないよね」

「できるようになれば、また変わってくるのに・・・」

「勉強のやり方がわかれば、もっとできるようになるのに・・・」

「勉強せずにスマホばっかりで、その様子見てイライラしてしまう・・・」

「成績上がらないので、つい口うるさく言ってしまう・・・」

塾に通っているのに、そう思ってる方がたくさんいるんです。
でも成績が上がらずに、「どうすればいいかわからない」って親御さんたくさん会って、何度もその悩みを聞いてきました。

生徒だって、

「成績上がるイメージがわかない」

「やろうとしてもやる気がでない」

「やり方がよくわからない」

「授業聞いてもわからない」

「できるようになった友達もいるのにな」

って心のどこかで思ってます。




塾も行ってるのに、成績上がらなくて。

「あっ、自分は勉強するの苦手なんだなー。」って自信を持てない子が、

「やればできるんだな!」って自信持つようになったり、勉強するのが少しづつ楽しくなっていくんですよ。

親御さんも「なんとか親として、この子のためにできることは、やってあげたい。でも、塾に行かせても成績良くならないし、どうすればいいんだろう・・・」
と真剣に悩んでいる様子だったのが、
「勉強を見てもらった頃と違って、毎日勉強するようになった!成績も上がってきて、高校受験もなんとかなりそう!
と思えるようになっていく。



自分が教えて欲しかったことを伝えることで、
生徒の成績が上がって、
親御さんもそれ見て安心してくれて。

そういった様子を近く関わっていると、「家庭教師はやりがいを実感できる素晴らしい仕事だ」と強く感じます。


今までの経験を活かして、

塾に行っても成績が上がっていない子にも
正しい勉強のやり方を教えることで

「自分の行きたい学校に行く学力をつけて欲しい」
「やればできる!という経験を通して自信をつけて欲しい」
「高校生や大学生、大人になってからも役に立つ『勉強のやり方』を身につけて欲しい」

そう思い、家庭教師をしています。