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【英語の定期テストで効率よく90点を取る方法】

塚田 悠太
プロ家庭教師
久喜中学校→浦和実業(特進コース)→明治大学(経営学部経営学科)

以前は大手家電量販店に勤務。パソコンが詳しくない人にもわかりやすい説明と丁寧な接客を続けた結果、販売コンテストでは最優秀賞受賞を受賞。

その後、学習塾の講師を経験。つまづきやすいポイントに絞った解説と、勉強方法の指導により、担当した中1、中2の数学のクラスで全員が定期テストの点数を上げる。
6年前に会社を辞め、プロ家庭教師として独立。さいたま市で「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」として活動しています。

【浦和周辺】塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

「どうやって勉強すればいいかわからない」
「英単語がなかなか覚えられない」
「中1の時は点数取れてたのに、今は授業を聞いてもわからない」
「塾に通っているけど、なかなか英語の成績上がらない」

そんな悩みを抱えている中学生と保護者のために、今回は「英語の定期テストで効率よく90点を取る方法」をお話しします。

英語の定期テストでは、
・リスニング問題
・長文読解
・文法問題
・作文
が出題されます。

ポイントは、これらの問題が教科書の文章を元にして作られていることです。
つまり、教科書の本文の「単語・文法」を身に付けていれば、高得点を取ることができるのです。

それでは、どのように勉強していくか詳しく説明していきます。

目次

【0~50点】今までの習った文法・単語をやり直す

英語は、これまでの学習の積み重ねが非常に大切な教科です。
数学と同じく、今までの内容がわかっていなければ、今習っているところも理解できなくなります。

英語は2019年現在、中学校から勉強がスタートする科目ですので、はじめのうちは、ほとんど差がありません。
中1の1学期には、アルファベットやローマ字からはじまり、基本的な英単語と文章を勉強するだけなので、平均点もかなり高いです。

しかし、二学期から本格的に教科書の文法の勉強がはじまると、わからなくなる生徒が増えはじめ、二年生になる頃には、「できる子」と「できない子」の差が大きく表れます。

その結果、前までの内容がわからない子は、学校の授業がわからなくなり、点数が下がり続け、中1からしっかりと勉強している子は、あまり苦労せずに定期テストや実力テストで高得点を取り続けることになるのです。

これは、中1の最後に習う「過去形の疑問文」の問題です。

「あなたはこの前の木曜日、公園で何をしましたか。」
(What did you do in the park last Thursday ?)

この問題ができるようになるためには、
・「一般動詞とbe動詞の区別」
・「疑問文の作り方」
・「Whatを使った疑問文」
・「曜日の書き方」
・「前置詞」
・「語順」(『in  the  park』の後に『last Thursday』を書く)
といった、今までに習った文法・単語がわかっていなければ、答えることができません。

中1のこれまでの単語・文法が身についていない生徒にとっては、難しい問題に感じるはずです。

しかし、今までの内容がわかっている生徒にとっては、
「前に習った(What do you do in  the  park last Thursday ?)の『do』を『did』に変えればいいだけか!簡単だな!」と感じているのです。


繰り返しますが、英語は、今までの内容が身についている生徒にとっては簡単な科目になりますが、今までの内容が身についていない生徒にとっては難しい科目になります。

ですので、定期テストの点数が50点以下の場合には、まずは今までの単語・文法をやり直すことを最優先にしてください。

やり直すときには、学研から出版されている参考書「ひとつひとつわかりやすくシリーズ」がオススメです。

【50点→60点】教科書の本文をすらすら音読できるようにした後、日本訳の練習をする。

《①英文を音読する》

まずはCDの音声を使い、英語の本文をスラスラ読めるようになるまで繰り返し音読します。
英文を音読するのには、3つ理由があります。

1つ目は、音読することにより単語の発音を覚えることができるからです。
単語を覚える時に、その単語が読み方がわからないまま覚えることは、非常に難しいです。音読をすることで、必然的に単語の発音を覚えることになり、読み方の確認になります。

2つ目は、音読をすることにより、単語の順番や前置詞、冠詞の使い方を自然と身につけることができるからです。
たとえば、わたしたち日本人は、「て」「に」「は」「を」「の」「が」などの助詞を、自然と使いこなすことができますが、「なぜ、ここは『は』なの?」と聞かれても、説明するのは難しいですよね?
英語も同じで、「in the park」というフレーズは勉強していると自然と身に付いてきますが、なぜ、「in」と「the」を使うのか、正確に理解して説明することはなかなか難しいのです。
音読は、こうした「文章のフレーズや流れ」といった英語感覚のようなものを身につけるため、最も効果的な方法になります。

3つ目は、音読をすることで、リスニング能力を鍛えることができるからです。
たとえば、「did」は「ディドゥ」、「you」は「ユー」と読みますが、「did you」と続く場合には「ディジュー」と読みます。
このように、「単語として読む時」と、「文章として読む時」とでは、読み方が変わる場合があります。
こういった読み方の違いは、音読をすれば自然と身につけることができるのです。

そのため、英語の勉強をする場合には、一番初めに教科書の英文を繰り返し音読してください。
30回ほど読めば、スラスラ読めるようになるはずです。
読みにくい部分はカタカナで読み方を振っていきましょう。
この時に、CD音声のモノマネするようにして読むとより効果的です。
(教科書本文のCDは、書店もしくはWEB上で購入できます。)

《②英文を見て、日本語に訳せるようにする》

「訳せない文章が出てくる→すぐに確認」を繰り返し、すべての文章を訳せるようにしましょう。
この時、ノートに書くとかなりの時間がかかってしまうため、必ず口に出して行うようにしてください。
教科書ガイドには、本文の日本語訳がすべて載っていますので、必要があれば購入して使いましょう。

【60点→70点】学校のワークを全問解けるようにする

文法問題ができるようになるために、学校のワークを繰り返し解きましょう。
定期テストの問題は教科書の内容を元に問題が出題されます。
そのため、学校のワークが一番良い問題集になりまし、ワークからそのまま問題が出ることもあります。

《①問題を解く》

テスト後にワークを提出する学校も多いので、書き込んでしまいましょう。もし、ワークがテスト前に提出があり、すぐに返されない場合にはコピー取って、使うようにして下さい。

《②マル付けをする》

答えが合っているものには○を、間違っているものにはチェックをつけ、赤ペンで正しい答えを書きます。
この時に、スペルを正確に書かないと、間違えたものを覚えてしまうので注意が必要です。
また、解説を読んでもなぜその答えになるのか疑問がある場合には☆マークをつけておいてください。
後でインターネットで調べるか友達や先生などわかる人に聞いて、わかるようにしましょう。

《③間違えた問題がなくなるまで繰り返し解き直す》

チェックマークの付いている問題を赤シートやノートなどで隠して解き直します。
タイマーで時間を設定し、短い時間で何度も繰り返し、定着させてください。  

【70点→80点】学校のプリント・ノートの出題されやすいところを復習する

定期テストでは、学校の授業中に行った
・「英作文」
・「リスニング」
・「小テスト」
が出題されることがよくあります。

英作文は、出題される内容がある程度予想できるはずです。
減点されない文章がすぐに書けるようになるまで、繰り返し練習しましょう。

リスニングは、授業中に習った内容とほぼ同じ内容で、少し単語が変わっているだけの場合がほとんどです。
プリントやノートを繰り返し読み、どのような単語や表現が使われているか確認しておきましょう。
また、授業中に習った歌の聞き取り問題もよく出題されます。その場合には、歌をyoutubeで聴きながら、プリントで歌詞(単語)を確認してください。

小テストの内容も出題されることがありますが、その場合には事前に「小テストからも、何問か出題します」と伝えられるはずです。
その時には、小テストと全く同じ問題が出る可能性が高いので、完璧にできるようにして確実に点数を稼ぐようにしましょう。

【80点→90点】市販の教科書準拠ワークを全問解けるようにする

書店に行くと、学校で使われている教科書ごとに分かれた「教科書準拠ワーク」が販売されています。
このワークは、「学校のワーク」を全問解けるようにしてあれば、7割以上の問題は正解できるようになっているはずです。
間違えた残りの問題を解けるようにすることで、文法や教科書に出てくる単語や熟語をほぼ完ぺきに身につけることができます。
【②60点→70点 学校のワークを全問解けるようにする】
と同じ手順で取り組みましょう。


最後に

今回説明してきた中で、特に重要なのは「教科書を繰り返し音読すること」です。

私自身、中学校の時には、教科書の本文をある程度暗記して定期テストを受けることで、80点以下を取ることはありませんでしたし、教えてきた生徒たちも、教科書の本文をしっかりと読みこんでいる子は点数が明らかに高いです。
また、「教科書の本文を読むことにこだわっても、入試で点数を取れないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、このやり方で勉強をすると、定期テストの点数だけではなく、入試に必要な英語の力も自然と身に付いてきます。
ですので、ぜひ声に出して繰り返し教科書を読むようにしてみてください。

以上、【英語の定期テストで効率よく90点取る方法】でした。

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