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埼玉県の公立高校と私立高校だと費用どれくらい違うの?

塚田 悠太
プロ家庭教師
久喜中学校→浦和実業(特進コース)→明治大学(経営学部経営学科)

以前は大手家電量販店に勤務。パソコンが詳しくない人にもわかりやすい説明と丁寧な接客を続けた結果、販売コンテストでは最優秀賞受賞を受賞。

その後、学習塾の講師を経験。つまづきやすいポイントに絞った解説と、勉強方法の指導により、担当した中1、中2の数学のクラスで全員が定期テストの点数を上げる。
6年前に会社を辞め、プロ家庭教師として独立。さいたま市で「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」として活動しています。

さいたま市・浦和・大宮「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」、塚田です。

保護者の方々から、「私立高校と公立高校に行くのがいいか」という相談を受けることがあります。

私立高校と公立高校の大きな違いの一つに
「費用の違い」
 がありますよね?

 一般的には、
「3年間で公立高校は約150万円、私立高校だと約300万円」といわれています。

しかし、この金額は、ここ最近で変わり始めているのです。

なぜかというと、埼玉県では公立高校だけでなく、私立高校でも授業料の無償化が始まったからです。

今回は、授業料の補助金を含めて、

「私立高校だと実際にいくらかかるのか」
「公立高校だと実際にいくらかかるのか」
「私立と公立だと、3年間でいくら違うのか」

について、わかりやすく説明していきます。

 

目次

公立高校3年間の費用

入学金・・・5650円

3年間の授業料・・・354000円(年間118800円)

3年間の授業料以外の学校教育費・・・平均約70万円
((学校納付金、施設費、修学旅行・制服費、教材費など授業料以外の費用です。

合計約106万円

公立高校の補助金を引くいた実際の金額

公立高校に通う場合には、世帯年収が目安910万以下であれば授業料が無料になります。
(目安というのは、実際には住民税所得割額が507千円以下なのですが、その金額になる目安が、世帯収入で目安910万円になるということです。)

 

年間118800円、3年間の授業料354000円が国から補助金として戻ってくるのです。

そのことを考慮すると

世帯年収910万円以下の場合・・・約70万円
世帯年収910万円以上の場合・・・約106万円

 が実際の費用となります。

私立高校の費用

私立の場合には通う高校によって、入学金も授業料もその他の費用もバラバラです。

入学金と授業料についてはそれぞれの高校が公開しているのですが、授業料以外の学校教育費は詳しくは公開されていません。

今回3年間の授業料以外の学校教育費については、私立高校の全国平均144万円を参考にして計算しています。

 

入学金・・・平均25万円
3年間の授業料・・・3年間で平均113万円 (年間平均378000円) 
3年間の授業料以外の学校教育費・・・平均144万円
(学校納付金、施設費、修学旅行・制服費、教材費など授業料以外の費用です。)

 合計約282万円

 

私立高校の補助金を引いた実際の費用

私立高校の補助金は、公立高校に比べると、細かく基準が設定されています。

埼玉県庁ホームページ参照

この資料を参考に、補助金と実際にかかる費用を整理していきます。

 

 世帯年収500万以下の場合】

入学金補助・・・10万円 
施設費等納金付補助・・・20万円(3年間で60万円)
授業料補助・・・年間378000円(3年間で約113万円)
合計 183万円の補助金がもらえます。 

私立高校の費用282万円から183万円を引いた99万円が実際の金額となります。

 

【世帯年収500万~610万円の場合】

入学金補助・・・10万円
授業料補助・・・年間378000円(3年間で約113万円)
合計123万円の補助金がもらえます。

私立高校の費用282万円から123万円を引いた159万円が実際の金額となります。
(補足:世帯収入610万円~720万円で本人+兄弟2人以上が私立高校or私立大学に通っている場合も②と同じになります。)

【世帯収入610万円~910万円の場合】

授業料補助、年間378000円(3年間で約113万円)がもらえます。

私立高校の費用282万円から113万円を引いた169万円が実際の金額となります。

【世帯収入910万円以上の場合】

補助金はありませんので、私立高校の費用282万円がそのまま実際の金額になります。

 

実際に私立高校と公立高校でどれくらい違うのか

ここまでの情報を整理してまとめると、こちらのが図になります。

このように、私立と公立の差は、世帯収入によって大きく変わってくることがわかります。

年収910万円以上の家庭では、176万円もの違いがあるのに対し、
年収500万円以上の家庭では、29万円の違いしかないのです。

このことを知っているかどうかで、受験する高校が変わってくる方も多くいると思います。

費用を比べる際には、ぜひ参考にしてみてください。
 以上、【埼玉県の公立高校と私立高校だと費用どれくらい違うの?】でした。

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