浦和周辺:塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。
9月は高校の文化祭も終わり、一通り興味のある学校は詳しく調べたり、見学や説明会に行った方も多くなる時期です。
高校選びの基準の一つとして、「移動時間がどのくらいかかるのか」があります。
移動手段は基本的に「徒歩」「自転車」「バス」「電車」です。
この時に考えてほしいこと。
それは、「有効に使える時間が移動中にあるのか」です。
例えば、「徒歩」と「自転車」については、移動中に勉強したり、本を読んだり、好きな動画を見たりといった「自分の時間」を作ることが難しいです。
ですが、「電車に座っていられる時間」であれば、自分の時間として使うことができるのです。
通学時間が1時間かかるにしても
・家から駅まで徒歩10分
・満員電車で15分
・バスで20分
・乗り換えやバス電車の待ち時間が15分
というAさんと
・家から駅まで徒歩10分
・座れる電車で30分
・電車の待ち時間10分(乗り換えなし)
・駅から学校まで徒歩10分
というBさん
Aさんは自分の時間はほとんど0分に近い状態です。
Bさんは電車に乗っている30分間は自分の時間として有効に使うことができます。
すると、往復で1日1時間を自分の時間として使うことができるのです。
学校に通う日が年間200日として考えると、
BさんはAさんに比べて
200日間×3年間×往復0.5時間=300時間
を自分の時間として使うことができます。
片道15分でも、年間にすると300時間の違いがでてきてしまうのです。
私自身、高校まで1時間かかり、通学中に自由に使える時間は20分ほどでした。
もし、高校を地元の公立高校にしておけば、自転車で10分で行くことができたので、
「移動1時間-自由な時間20分=40分」
と
「自転車での通学時間10分」
を比べると、自分も年間300時間を自由に使うことができました。
高校の学力や移動時間などの条件で比べると、自分が中学生に戻って高校を選ぶとしたら、地元の公立高校を選ぶと思います。
時間は貴重なものです。
3年間で考えると、かなりの時間数になります。
人それぞれ、高校選びの基準があると思いますが、「移動時間」と「移動中の自由に使える時間」もしっかりと想像してみて、悔いなく選んでほしいです。