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高校選びは「移動時間」より「移動時間の内訳」を考慮べき

塚田 悠太
プロ家庭教師
久喜中学校→浦和実業(特進コース)→明治大学(経営学部経営学科)

以前は大手家電量販店に勤務。パソコンが詳しくない人にもわかりやすい説明と丁寧な接客を続けた結果、販売コンテストでは最優秀賞受賞を受賞。

その後、学習塾の講師を経験。つまづきやすいポイントに絞った解説と、勉強方法の指導により、担当した中1、中2の数学のクラスで全員が定期テストの点数を上げる。
6年前に会社を辞め、プロ家庭教師として独立。さいたま市で「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」として活動しています。

浦和周辺:塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

9月は高校の文化祭も終わり、一通り興味のある学校は詳しく調べたり、見学や説明会に行った方も多くなる時期です。

高校選びの基準の一つとして、「移動時間がどのくらいかかるのか」があります。
移動手段は基本的に「徒歩」「自転車」「バス」「電車」です。

この時に考えてほしいこと。
それは、「有効に使える時間が移動中にあるのか」です。

例えば、「徒歩」と「自転車」については、移動中に勉強したり、本を読んだり、好きな動画を見たりといった「自分の時間」を作ることが難しいです。

ですが、「電車に座っていられる時間」であれば、自分の時間として使うことができるのです。

通学時間が1時間かかるにしても

・家から駅まで徒歩10分
・満員電車で15分
・バスで20分
・乗り換えやバス電車の待ち時間が15分
というAさんと

・家から駅まで徒歩10分
・座れる電車で30分
・電車の待ち時間10分(乗り換えなし)
・駅から学校まで徒歩10分
というBさん


Aさんは自分の時間はほとんど0分に近い状態です。
Bさんは電車に乗っている30分間は自分の時間として有効に使うことができます。
すると、往復で1日1時間を自分の時間として使うことができるのです。

学校に通う日が年間200日として考えると、
BさんはAさんに比べて
200日間×3年間×往復0.5時間=300時間
を自分の時間として使うことができます。


片道15分でも、年間にすると300時間の違いがでてきてしまうのです。

私自身、高校まで1時間かかり、通学中に自由に使える時間は20分ほどでした。

もし、高校を地元の公立高校にしておけば、自転車で10分で行くことができたので、
「移動1時間-自由な時間20分=40分」

「自転車での通学時間10分」
を比べると、自分も年間300時間を自由に使うことができました。

高校の学力や移動時間などの条件で比べると、自分が中学生に戻って高校を選ぶとしたら、地元の公立高校を選ぶと思います。


時間は貴重なものです。
3年間で考えると、かなりの時間数になります。
人それぞれ、高校選びの基準があると思いますが、「移動時間」と「移動中の自由に使える時間」もしっかりと想像してみて、悔いなく選んでほしいです。


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