「興味が沸かない分野になると、やる気がでない」
「化学式がよくわからず、苦手意識がある」
「どうやって勉強すればいいかわからない」
「少しひねった問題になると解けなくなる」
こんな悩みを抱えている中学生のために、今回は「理科の定期テストで効率よく90点取る方法」を解説します。
私自身、小中高と理科はあまり好きではなく、テストは直前に暗記をたくさんすることで乗り切っていました。
そのため、他の教科に比べて成績もあまり良くなかったです。
実験するのも嫌いでしたし、どう勉強すればいいのか、よくわかりませんでした。
しかし、家庭教師をはじめるにあたり、中学の理科をやり直してみると、昔はわからなかった問題がわかるようになり、少しづつおもしろさを感じるようになりました。
理科の中には、あまり興味のわかない分野もあるかもしれませんが、勉強はできるようになってから、おもしろさがわかることが多いです。
理科が好きではない人は、ぜひ定期テストで高得点を取って、理科を好きな科目にするきっかけにしましょう。
理科という科目の特徴
「理科・社会は暗記科目だ!」とよく言われます。
これは、正解でもあり、間違いでもあると私は思います。
というのも、理科は
・社会の問題と同じで、覚えるだけで得点できるようになる「暗記パターンの問題」が80%
・数学の問題と同じで、公式や問題の解き方を理解して、練習問題を解くと得点できるようになる「解法パターンの問題」が20%
という構成で作られているからです。
「暗記パターンの問題」とは、例えば
「 植物の道管と師管が集まって、束になっている部分を何というか」 → 維管束
「石灰水に二酸化炭素を通すと、石灰水はどうなるか」 → 白くにごる
「炭酸水素ナトリウムを加熱する実験で、加熱をやめるときにガラス管を水の中から出してからガスバーナーの火を消さなければいけない理由を答えなさい」 → 試験管に水が逆流するのを防ぐため。
といった問題です。
「解法パターンの問題」は例えば、
下の図、R2の抵抗の大きさは何Ωか。

《解き方》
直列回路なので、R2の電流は200mA
↓
電源の電圧が6V、R1の電圧が4Vなので、R2は2V
↓
電圧(V)=抵抗(Ω)×電流(A)の公式を使って計算する
というように、数学と同じく公式や解き方を理解し、組み合わせて解きます。
つまり、理科の勉強は「社会の勉強方法」と「数学の勉強方法」を意識して使い分けると、効率よくできるようになるのです。
それでは、具体的に勉強のやり方を解説していきます。
理科という科目の正体を知る:4分野の特性
理科の成績を伸ばす第一歩は、テスト範囲がどの「ジャンル」に属しているかを把握することです。
① 生物分野:暗記がメイン
生物は、用語の暗記が8割から9割を占めます。植物のつくり、消化と吸収、細胞の仕組みなど、まずは名前と役割を一致させることがスタートラインです。
- 特徴: 覚えれば覚えるほど点数に直結する。
- 攻略の鍵: 「用語」と「図」をセットで覚えること。
② 化学分野:暗記+実験のプロセス理解
原子・分子の記号や化学反応式などの暗記に加え、実験の結果(色、沈殿、気体の発生など)を論理的に理解する必要があります。
- 特徴: 暗記が前提だが、後半には計算(質量保存の法則など)も入ってくる。
- 攻略の鍵: 化学反応の「イメージ化」と計算のパターン化。
③ 地学分野:構造理解+資料の読み取り
天気、地震、天体など、目に見えない大きなスケールの現象を扱います。湿度の計算や地震の到達時間の計算など、思考力も試されます。
- 特徴: 知識をどう使うかという「思考判断」が重要。
- 攻略の鍵: 地球や宇宙の「構造」を立体的にイメージすること。
④ 物理分野:ほぼ「数学」としての解法習得
光、音、力、電流など。用語の暗記よりも、公式をどう当てはめるか、グラフから数値をどう読み取るかといった「数学的センス」が求められます。
- 特徴: 暗記量は少ないが、解法を理解していないと0点もあり得る。
- 攻略の鍵: 基礎問題の徹底的な反復と、公式の「意味」の理解。
【0→70点】学校のワークを全問できるようにする
【やり方】
《①問題を解く》
テスト後にワークを提出する学校も多いので、書き込んでしまいましょう。
《②マル付けをする》
答えがあっているものには○を、間違っているものにはチェックをつけ、赤ペンで正しい答えを書きます。
この時に、漢字を正確に書かないと、間違えたものを覚えてしまうので注意が必要です。
また、解説を読んでもなぜその答えになるのか疑問がある場合には☆マークをつけておきましょう。
後でインターネットで調べるか、友達や先生などわかる人に聞いて、わかるようにしましょう。
《③間違えた問題がなくなるまで繰り返し解き直す》
チェックマークの付いている問題を赤シートやノートなどで隠して解き直します。
【暗記パターンの問題のポイント】
ノートに毎回書くと時間がかかるので、まずは漢字が書けるかは無視して、口頭で答えれるようにしてください。
タイマーで時間を設定し、短い時間で何度も繰り返し、定着させましょう。
口頭で答えれるようになったら、ノートに書いて、答案できるかチェックしていきます。
漢字は無理して答えれるようにする必要はありません。
ですが、テストの解答に間違えた漢字を覚えていて書いてしまうと失点してしまいますので、書いている漢字が間違えていないかを確認して、減点されない解答を書けるようにしてください。
【解法理解パターンの問題の場合】
問題を解くときには、「答えが何になるか」ではなく、「どういう順番で問題を解くか」を意識してください。
「答え」ではなく「解き方」を覚えるのです。
また、計算間違えをした問題は、どんな間違え方をしたのか、答えのページの空いてるところにメモしておきます。
計算の間違え方には人それぞれパターンがあり、同じ間違え方を繰り返すのです。
メモを見返すことで同じ間違え方をしないように意識できるようになります。
何度も繰り返して全問解けるようにします。
【70点→90点】
【テストに出る場所が予想できる先生の場合】
ワーク以外からも
「教科書」「プリント」「資料集」
から問題がでます。
その時に、
「このプリントを良く見ておいてください」
「ここのページの内容をテストに出します」
と言ってくれる、テストに出る場所が予測しやすい先生の場合、言われたものをそのまま勉強するようにしましょう。
教科書や、プリント、資料集を使って勉強する場合には、
暗記ペンと赤シートを活用して、覚えます。
① 暗記ペン(塗った部分を赤シートで隠した時に見えなくするもの)を使って太字やマーカーで強調されている部分を、暗記ペンで塗ります。


(100円ショップや文具売り場に置いています)
② すぐに隠した部分が言えるようになるまで繰り返す
→タイマーで時間を設定し、短い時間で何度も繰り返し、定着させてください。
【テストに出る場所が予想しずらい先生の場合】
先生がワーク以外のどこからテストを出すのか予測しずらい場合もあります。
しかし、教科書や資料集、実験のプリントを直接覚えようとすると、量がかなり多くありますし、勉強しずらいです。
定期テストに出す問題は、重要な問題を出すことが多く、今後の実力テストや北進テストではほとんど出ないような問題は基本的に出しません。
ですので、学校のワークを全問できるようにしたあとには、良門がまとまって、教科書に沿って作られている市販の参考書である「教科書準拠ワーク」を解きます。
もうすでに答えられる問題も多いと思いますが、解けない問題を確実につぶしていきましょう。
やり方は、学校のワークと同じやり方で大丈夫です。
まとめ
・暗記パターンの問題には、社会の勉強法を意識して使う
・解法パターンの問題には、数学の勉強法を意識して使う
・70点以上を狙う場合には、先生の指示に従い学校のプリントや資料集を繰り返し見るor教科書準拠ワークを繰り返し解く
いかがだったでしょうか?
この記事を参考にして勉強すれば、今までよりも短い時間で高得点が取れるはずです。
繰り返しますが、勉強はできるようになって、はじめてその教科や分野のおもしろさがわかってくることがあります。
理科は、英語や数学よりも短期間で高得点が狙える科目であり、テスト前の追い込みもしやすい科目です。
ぜひ、90点を狙って勉強に取り組んでみてください。
以上、【理科の定期テストで効率よく90点を取る方法】でした。
