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努力は「やり方」まで考える

塚田 悠太
プロ家庭教師
久喜中学校→浦和実業(特進コース)→明治大学(経営学部経営学科)

以前は大手家電量販店に勤務。パソコンが詳しくない人にもわかりやすい説明と丁寧な接客を続けた結果、販売コンテストでは最優秀賞受賞を受賞。

その後、学習塾の講師を経験。つまづきやすいポイントに絞った解説と、勉強方法の指導により、担当した中1、中2の数学のクラスで全員が定期テストの点数を上げる。
6年前に会社を辞め、プロ家庭教師として独立。さいたま市で「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」として活動しています。

浦和周辺:塾で成績が伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

目次

ミスタータイガースと呼ばれていた野球選手、掛布さんが言っていた言葉

私は夜毎晩500回素振りしていたから、ミスタータイガースになれたって言われる。
でも違うんです。
野球選手は500回の素振りなんてみんなやってるんです。
それをものすごい努力してますって言われるんですけど違うんです。

そうじゃなくて、一回一回のスイングでどんな場面でどんな球が来て、どんなふうに打つか明確にイメージしながらやるんですよ。

素振りなんて、ただ500回やるだけなら腕が太くなるだけですから。

どう意識を持って、どうやることが効率的な努力なのかと。

ボクサーも3時間以上練習したら、オーバーワークで体悪くして強くならない。

やればいいわけじゃないんですよ。

家庭教師も「努力の質」を変えるから成績が伸びる

家庭教師は生徒に教えれる時間が限られています。

週1回2時間教えただけで成績上がるのなんて、よっぽど地頭のいい子くらいです。

ましてや、5教科の成績を上げようと思ったら、その時間じゃ足りるわけないんです。

ただ、それでも塾辞めて私が指導をした生徒の成績は上がります。

それはなぜか。
「自分がいない間に、どういうふうに勉強すればいいか」を教えているからなんです。

学校での授業時間と家のでの勉強時間の質を変えることができれば、成績は自然と変わってきます。

たとえば、一週間の5教科の授業を聞く時間の合計が15時間、家での勉強時間が10時間あったとしましょう。
すると、勉強時間は25時間あります。

この25時間の勉強の質が、もともと「4」だったとしましょう。
すると、「勉強時間の25h」×「勉強の質の4」=100 です。

もし、授業の時間と家での勉強時間の質を、4→8に変えたとします。
すると、「勉強時間の25h」×「勉強の質の8」=200 となるわけです。

このように考えると、たとえ勉強の時間が同じだったとしても、勉強の質を変えれば、テストの成果は全く違うものになっていきます。

指導の時間だけを見れば、塾で指導を受けていた時の方が長かった子も多くいますが、指導時間を短くしても成績は上げることができるのです。

今まで勉強しても、成績が伸びなかったにも関わらず、勉強のやり方を変えたら成績が大きく変わっていく経験をしたとしましょう。
すると、
「勉強していたとしても、勉強のやり方次第で成績は変わる」
ということを身をもって学ぶことができます。
成果は、努力する時間だけでなく努力する質によっても変わってくることを学べるのです。

すると、「どうしたら効率よく勉強できるのか」「どうやったら勉強の質をあげられるのか」を考えるようになりますし、勉強以外のことでも同じように考えるキッカケにもつながります。

もしこれを口で説明したとしても、「たしかにそうなのかもなー」とは思うかもしれませんが、実際に行動を変えるほど強くは思えないでしょう。

しかし、「勉強をしてもなかなか成績が上がらず、悔しい思いをしているときに、勉強のやり方を変えてみたら成績も大きく変わった」という経験したら、「やり方を変えるだけで、こんなにも変わるのか!今までもったいないことしたな。これからは、努力するだけじゃなくどうやって努力するかまでしっかりと考えないとな!!」と強く思います。

この経験をしておけば、今後の人生でも「やり方」について考えるようになり、結果が変わってくるできごとも出てくると思いますので、今後の人生に役に立てるのではないかと私は考えています。


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