生徒の興味のあるもので例えていく

塚田 悠太
プロ家庭教師
久喜中学校→浦和実業(特進コース)→明治大学(経営学部経営学科)

以前は大手家電量販店に勤務。パソコンが詳しくない人にもわかりやすい説明と丁寧な接客を続けた結果、販売コンテストでは最優秀賞受賞を受賞。

その後、学習塾の講師を経験。つまづきやすいポイントに絞った解説と、勉強方法の指導により、担当した中1、中2の数学のクラスで全員が定期テストの点数を上げる。
6年前に会社を辞め、プロ家庭教師として独立。さいたま市で「塾で伸びない中学生専門の家庭教師」として活動しています。

【浦和周辺】塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

ゲームが大好きで、あまり自分から話をしない生徒がいます。
しかし、その生徒は計算問題が好きではなく、あまり取り組もうとしません。
本人いわく、「やり方がわかっている問題をただやるのは、めんどくさい」とのこと。

そこで私はこう伝えました。

「ゲームでいう、これは経験値上げたりレベル上げしてるのと同じこと!いきなりボス戦に行くと、全然歯が立たなかったり、途中で体力なくなって負けちゃったりするでしょ?
それと同じで、応用問題っていうボスと戦うためには、計算問題たくさん解いて、レベル上げたり経験値貯めて、強くならないといけないわけ。
ボス戦に挑むときには、弱いモンスターっていう途中の計算を早く正確に解いて、瞬殺できるようにしとかないといけないの。
そうじゃないと、計算ひとつでも間違えたら、ボスの倒し方わかって倒せそうでも、最終的に答えちがっちゃって、バツになっちゃうんだよ。」

という話をしました。

すると、その生徒の方から
「ボス戦にたどり着くまでに体力削られて、ボス倒せなかったりする時もありますよね。」
と、話に乗ってきてくれました。

それからは、めんどくさがりつつも、前よりも嫌がらずに計算問題に取り組んでくれています。

また、宿題を出すときにも

「先生がいない時も、家で1人プレーしといて!やっとくのは、計算問題たくさんやって、自分のレベル上げておくのと、この前倒した中ボスのところもう一回ひと通りやっておいて!
中ボスの倒し方復習しないと忘れるから!
あと、その倒し方使って次来たとき、一次関数の大ボス問題解くから、必ずわかるように繰り返し練習してね!
ページでいうと、このページからこのページを3回繰り返し解いておいてね!紙に書いておいたから!」

というふうに、数学をゲームに例えて、数学とゲームの世界観をごちゃ混ぜにして伝えます。

そうすると、
「また同じ問題やるのー?計算問題ただやるのは面倒だけど、これやらないと、確かに問題解く時に計算ズレて、グタグタになるんだよな。。。
数学の難しい問題解くのは好きだから、そのためにやるかー。」
と言ってくれました!!

その子の興味のあることを使って話を進めたり、例え話をすると、いつもより注意深く聞いてくれますし、言っていることが伝わりやすいです。

(私自身も、小学校と中学校の時にはゲームは大好きでした。
その時の経験があるからこそ、今こういうふうに生徒と話ができていると思うと、何が役に立つのかわからないものだなーっと改めて感じました。)


この前は、指導中に問題をどんどん解いていって、
「いい感じだね!!計算間違えも前より少なくなってきたし、倒すのも早くなったね!!!よし、この単元の大ボス行くか!!」
と言ったら、
「大ボスの前に休憩はないんですか??」
と言われました(笑)

ゲームの世界観とリンクさせて指導を進められているので、楽しい雰囲気で勉強できています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次