生徒の興味のあるもので例えていく

【浦和周辺】塾で伸びない中学生専門の家庭教師、塚田です。

ゲームが大好きで、あまり自分から話をしない生徒がいます。
しかし、その生徒は計算問題が好きではなく、あまり取り組もうとしません。
本人いわく、「やり方がわかっている問題をただやるのは、めんどくさい」とのこと。

そこで私はこう伝えました。

「ゲームでいう、これは経験値上げたりレベル上げしてるのと同じこと!いきなりボス戦に行くと、全然歯が立たなかったり、途中で体力なくなって負けちゃったりするでしょ?
それと同じで、応用問題っていうボスと戦うためには、計算問題たくさん解いて、レベル上げたり経験値貯めて、強くならないといけないわけ。
ボス戦に挑むときには、弱いモンスターっていう途中の計算を早く正確に解いて、瞬殺できるようにしとかないといけないの。
そうじゃないと、計算ひとつでも間違えたら、ボスの倒し方わかって倒せそうでも、最終的に答えちがっちゃって、バツになっちゃうんだよ。」

という話をしました。

すると、その生徒の方から
「ボス戦にたどり着くまでに体力削られて、ボス倒せなかったりする時もありますよね。」
と、話に乗ってきてくれました。

それからは、めんどくさがりつつも、前よりも嫌がらずに計算問題に取り組んでくれています。

また、宿題を出すときにも

「先生がいない時も、家で1人プレーしといて!やっとくのは、計算問題たくさんやって、自分のレベル上げておくのと、この前倒した中ボスのところもう一回ひと通りやっておいて!
中ボスの倒し方復習しないと忘れるから!
あと、その倒し方使って次来たとき、一次関数の大ボス問題解くから、必ずわかるように繰り返し練習してね!
ページでいうと、このページからこのページを3回繰り返し解いておいてね!紙に書いておいたから!」

というふうに、数学をゲームに例えて、数学とゲームの世界観をごちゃ混ぜにして伝えます。

そうすると、
「また同じ問題やるのー?計算問題ただやるのは面倒だけど、これやらないと、確かに問題解く時に計算ズレて、グタグタになるんだよな。。。
数学の難しい問題解くのは好きだから、そのためにやるかー。」
と言ってくれました!!

その子の興味のあることを使って話を進めたり、例え話をすると、いつもより注意深く聞いてくれますし、言っていることが伝わりやすいです。

(私自身も、小学校と中学校の時にはゲームは大好きでした。
その時の経験があるからこそ、今こういうふうに生徒と話ができていると思うと、何が役に立つのかわからないものだなーっと改めて感じました。)


この前は、指導中に問題をどんどん解いていって、
「いい感じだね!!計算間違えも前より少なくなってきたし、倒すのも早くなったね!!!よし、この単元の大ボス行くか!!」
と言ったら、
「大ボスの前に休憩はないんですか??」
と言われました(笑)

ゲームの世界観とリンクさせて指導を進められているので、楽しい雰囲気で勉強できています。