「長文問題ができない」
「並び替え問題でいつも間違えてしまう」
「英作文で減点されてしまう」
こんな悩みを抱えている中学生と保護者の方へ、今回は「北辰テストの英語で偏差値上げるコツ」を解説します。
埼玉県の高校受験生にとって、合否の基準となる「北辰テスト」。その中でも英語は、リスニングから長文読解、英作文まで幅広い力が求められるため、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。北辰テストの英語は、「自分の今の偏差値」に合わせて正しくステップを踏み、ちょっとした「解き方のコツ」を知るだけで、驚くほど点数が伸びる仕組みになっています。
この記事では、北辰テスト英語の基本情報や配点、最新の平均点といったデータはもちろん、「偏差値50」「偏差値60」「偏差値65以上(学校選択問題対策)」と、あなたの目標に合わせた完全ロードマップを一挙に公開します!さらに、知っているだけで本番の点数が跳ね上がる「長文問題の裏ワザ的な実践テクニック」まで徹底解説します。
北辰テスト「英語」の基本情報と平均点・偏差値の目安
大門ごとの配点
| 大問 | 出題内容 | 配点(目安) |
| 大問1 | リスニング問題 | 28点 |
| 大問2 | 単語・文法・英作文 | 17点 |
| 大問3 | 長文読解(スピーチ・対話文) | 18点 |
| 大問4 | 長文読解(説明文・物語文) | 25点 |
| 大問5 | 長文読解・条件英作文 | 12点 |
【最新】平均点の推移
北辰テスト英語の平均点は、例年およそ「40点台〜50点台前半」で推移しています。回によって難易度のバラつきはありますが、数学などに比べると極端な難化は少ない傾向にあります。
第7回・第8回では学校選択問題が出題されます。
ここでの平均点は20点台前半となっています。
(この平均点は「学校選択問題を受験した人の平均点」ではなく、「仮にすべての受験生が受けた場合の予想平均点」だと推測されます。)
偏差値ごとの目標点数
では、自分が目指したい志望校の「目標偏差値」に届くためには、100点満点中何点を取ればいいのでしょうか?以下に目安となる目標点数をまとめました。
| 目標偏差値 | 目標点数の目安 |
| 偏差値50 (平均レベル) | 45点〜52点 |
| 偏差値60 (上位校レベル) | 65点〜73点 |
| 偏差値65以上 (難関校レベル) | 80点以上 |
各回の出題範囲
| 実施回 | 出題範囲 |
| 3年1回(4月) | 1・2年全範囲 |
| 3年2回(6月) | 3年1回の範囲,および下記範囲 ・tell/show + that … |
| 3年3回(7月) | 3年1回,2回の範囲,および下記範囲 ・受動態 ・現在完了 ・SVOC |
| 3年4回(8月末or9月頭) | 3年1回〜3回の範囲,および下記範囲 ・It 〜 for - to … |
| 3年5回(9月末or10月頭) | 3年1回〜4回の範囲,および下記範囲 ・be glad to … |
| 3年6回(11月) | 3年1回〜5回の範囲,および下記範囲 ・let + (人) + 動詞の原形 ・関係代名詞 (who) |
| 3年7回(12月) | 3年1回〜6回の範囲,および下記範囲 ・関係代名詞 (which, that) |
| 3年8回(1月) | 3年1回〜7回の範囲,および下記範囲 ・help + (人) + 動詞の原形 ・ask/want/tell + (人) + to … ・疑問詞 + to … ・現在分詞 ・過去分詞(後置修飾) ・仮定法過去 ・間接疑問 |
学校の進度により、範囲が徐々に増えます。
教科書は市によって異なるため、文法事項の進みも微妙に変わっています。
そのため、学校の授業の進みが遅い場合には、習っていない文法事項が出される可能性もあるので、注意が必要です。
偏差値をごとのロードマップ
偏差値~50
基本の英単語覚える
例えば、北辰テストの「大問2」では、基本の英単語さえ書ければ確実に点数を取れる問題が出題されます。 また、英単語を網羅しておくことは、長文読解でなんとなく意味を拾って答えを導き出す手助けになります。さらに英作文でも、知っている単語や表現が多ければ多いほど表現の幅が広がり、スムーズに解答を作れるようになります。
基礎の英文法
そして、もう一つ忘れてはいけないのが「基礎の英文法」への取り組みです。
例えば大問2では、三人称単数の「s」をつける問題や、過去形への書き換えを求める問題がよく出題されます。また英作文でも、「a」「the」「s」「過去形」「未来形」の適切な使い方といった基礎的なルールが分かっているだけで、減点を防ぎ、点数を重ねやすくなります。
とはいえ、英文法はたくさん勉強したからといって、すぐに目に見えて点数が跳ね上がるわけではありません。
そのため、まずは偏差値50を目指すという段階であれば、本当に最低限の基礎を押さえるだけで十分です。
ただし、もし「偏差値60以上を目指したい」「高校に入ってからも英語を得意科目にしたい」という目標があるなら、話は別です。基礎の英文法をどこまで深くやり込むかは、現在の目標点数や、将来どこまで英語の力を伸ばしたいかによって柔軟に調整していくのがベストです。
図やイラストが書いてあり、解説が簡潔にわかりやすく書いています。
問題を全て解けるようにし、出てくる単語は基礎単語のみなので、全て覚えましょう。
会話表現
また、会話形式の長文問題でも、相手の発言の意図を正確に汲み取ることで、「次はこう返せばいいんだな」と先を予測しながら正解を導き出せるようになります。さらに、大問2の空欄補充問題でも会話表現が問われることがよくあります。
会話表現は、とにかく「知っていればその場で点数に直結する」強力な武器です。英単語を覚えたら、次はぜひ会話表現のマスターに取り組んでいきましょう。
英作文で部分点が取れるようにする
続いて目指してほしいのが、「英作文で部分点を取れるようになること」です。
英作文で満点を狙おうとすると、どうしても相応の対策や時間が必要になります。
しかし、「部分点をもぎ取る」だけであれば、実はそこまで難しくありません。
与えられた日本語を正確に訳す問題は難易度が高いですが、「お題に対して自分の考えを自由に書きなさい」という自由英作文であれば、とにかく自分が知っている『簡単で確実な表現』を使うだけでしっかりと点数がもらえます。そのため、まだ英語の勉強を始めたばかりの人であっても、比較的早い段階で得点源にしやすいパートなのです。
詳しい英作文の書き方については、こちらの記事で分かりやすく解説していますので、ぜひリンクからチェックしてみてください。
北辰テストの英作文で満点を取るためのコツ:最強テンプレートを紹介します!
長文は解ける箇所に絞り、点数を重ねる
基本の英単語や会話表現を押さえたら、次は「長文問題」に挑戦していきましょう。
最初からすべてを完璧に読める必要はありません。まずは部分的に、数問だけでも解けるようになることを目指します。
詳しい解き方のテクニックはこの後でお伝えしますが、実は単語をいくつか拾い読みしていくだけでも、選択肢を絞り込めたり、答えを導き出せたりする問題はたくさんあります。
偏差値50に届かない段階では、「長文の意味をすべて正確に捉えて、スピード感を持って読む」というのは難しくて当然です。だからこそ、まずはテクニックや国語力を駆使した「推測」で点数を狙いにいきましょう。
たとえ「これが絶対に正解だ」と確信が持てなくても、消去法を使って4択を3択に、さらには2択にまで絞り込めれば十分です。2択に絞れる問題が2つあれば、確率的にはどちらか1つは当たります。
決して諦めず、時間いっぱいまで知っている単語を拾い集め、本文と選択肢を見比べながら1点でも多く点数を積み重ねていきましょう。長文問題も「自分の力でなんとかなるかもしれない」という気持ちで、粘り強く取り組んでみてください。
偏差値50→60
熟語表現を覚える
続いては、「熟語表現(イディオム)」も覚えていきましょう。
熟語を押さえることで、並び替え問題(整序問題)の正答率を上げることができます。
また、長文読解においても熟語の知識は欠かせません。
たとえば、単語単体なら「like=好む」という意味を知っていても、「look like=似ている」を知らなければ、「見る+好き?」となり、ストーリーがわからなくなる可能性があります。
あらかじめ熟語としての意味を知っていれば、長文もスムーズに読み進められるようになるでしょう。。
もちろん、熟語は英単語の発展形でもあるため、英作文で使える表現の幅が広がりますし、大問2などの空欄補充問題でも得点UPに使えます。
長文を訳す練習
英単語や熟語、会話表現、そして基礎的な文法を押さえたら、いよいよ本格的に「長文を訳す練習」をします。
定期テストの場合には、教科書などの読んだことのある文章か、教科書で習った表現が使われた文章が出題されることもあります。
しかし、北辰テストで出題されるのは、全てはじめて読む文章です。
北辰テストと定期テストの違いは、長文を読む力が求められることです。
この「はじめてみる文章」が読めるかどうかで点数は大幅に変わってきます。
基本的な語彙や表現が身についていれば、あとはそれらを駆使して英文を日本語に訳していくだけです。
しかし、英語は「慣れ」の要素が非常に大きい教科です。「単語の意味さえ分かっていれば訳せるか」というと、なんとなくの意味は掴めても、所々でつまずいてしまったり、練習不足でスムーズに訳せなかったりするものです。
だからこそ、実際にたくさんの長文に触れて、訳す練習を繰り返すことが大切になります。
ちなみに、北辰テストで偏差値60程度を目指すのであれば、先ほどお伝えしたような読解テクニックを駆使するだけでも、割とクリアできてしまいます。 ですが、高校進学後を見据えてさらに英語の力を伸ばしたい、あるいは記述問題を含めてもっと高い点数を狙いたいという場合は、やはり長文をスラスラと訳せる力が大きなアドバンテージになります。これも皆さんの目標に合わせて、積極的に練習量を確保していきましょう。
長文読解の練習におすすめの参考書は、『ハイパー英語教室 中学英語長文1・2』です。
この参考書が優れている最大の理由は、問題の解説ページに「英文のすぐ真下に日本語訳」がセットで並んでいる点です。 一般的な長文問題集(北辰テストの過去問なども含む)は、別冊の解答解説にまとめて訳が載っていることが多く、英文と訳を何度も行き来しなければなりません。一方、この参考書なら日本語訳を隠しながら上からどんどん英文を読み進め、合っているかをその場ですぐに確認できるため、圧倒的に効率よく訳す練習ができます。
さらに、収録されている問題がどれも良問ばかりで、難しすぎる悪問がない点や、重要な英単語が分かりやすくまとまっている点でも、非常に使いやすくおすすめの一冊です。
偏差値60→65
リスニング力の強化
なぜこのタイミングかというと、リスニングは易しい問題であれば、なんとなく聞き取れた単語と英文の予測で点数が取れます。しかし、難易度が上がると、正確に内容を理解する必要がでてきます。
単語・熟語・会話表現を覚え、文章を目で見て自分ペースで訳すことができなければ、音声で流れてくる内容を高い精度で理解するのは難しいでしょう。
リスニングの勉強法はこちらで詳しく解説しています。
上位校受験者のみ:学校選択問題の対策
英作文
英作文については文字数が大幅に増えます。
こちらの記事を参考にして、対策をしてください。

長文の速度を上げる
上位校を対象とした「学校選択問題」に挑む場合、長文のボリュームはかなり多くなります。そのため、長文を読むスピードをさらに引き上げていく必要があります。
学校選択問題では、使われる英単語の難易度が少し高くなる傾向があります。さらに、一文一文の構造が複雑で長くなるため、正確に訳す難易度自体も上がります。
ここでの対策のポイントは、文章を速く読むこと(速読)に加え、状況に応じた「メリハリのある読解力」を身につけることです。
すべての英文を一字一句まじめに訳していては、確実に時間が足りなくなってしまいます。そのため、「ここは問題を解く上での重要な根拠になりそうだ」というポイントを見極め、そこだけをピンポイントで丁寧に訳す「精読の力」が必要になります。
一方で、それ以外の重要度が低い部分については、一文一文にこだわりすぎず、全体のストーリーや話の流れをスピーディーに掴んでいく「速読の感覚」で読み進めることが大切です。
緩急をつけた読み方を意識して、学校選択問題の長い記述や難解な長文にも対応できる力を養っていきましょう。
リスニングは同じ放送。問われ方が変わる。
学校選択問題用だから、放送のスピードが速くなるのかな?」「放送される英文が長くなるのかな?」とイメージするかもしれません。
しかし、実際は学校選択問題と通常の学力検査問題で流れる放送内容や音声のスピードは、まったく同じです。
つまり、より速い英語を聞き取る練習や、流暢な長文リスニングに慣れる対策は特に必要ありません。
では、何が違うのかというと、「問題の問われ方」です。
音声自体は同じでも、質問のひねり方や、記述で答えさせる部分の難易度が上がっているため、その「問われ方」に慣れるための対策が必要になります。
この対応力を身につけるには、実践的な過去問演習が一番の効果的です。具体的には、北辰テストの「第7回」「第8回」の過去問や、埼玉県の公立入試の「本試験」および「追試験」のリスニング問題に繰り返し取り組み、出題パターンを肌で掴んでいきましょう。
番外編 偏差値65→70
・ここまでの問題集を繰り返し復習する
・北辰テストの過去問、公立高校の入試問題を解く
この2つを徹底的にやりましょう。
ここまでの参考書が身についていれば、もう偏差値70に届く程の実力はついています。
あとは、実践問題を解いていけば、自然と問題を解く力がつき、成績は伸びていきます。
北辰テストの過去問、公立高校の入試問題を解いた後は、しっかりと解説を読み、抜けている文法や覚えていない単語は覚えるようにしましょう。
間違えた問題にはチェックマークをつけて復習するようにして下さい。
北辰テストの英語で点数を取るため実践テクニック
【長文問題のコツ①下に書いてある単語の注から内容を推測する】
長文読解はどうすれば点数が取れるか。
当然、長文に書いてある内容がわかっていれば、点数を取ることができますよね?
その第一歩が、すでに日本語で書かれている単語から話の内容を推測することです。
北辰テストの長文には、日本語の意味が書かれた単語が多く並んでいます。
まずは、そこから長文の内容を予測しましょう。
例えば、
[注]
Skate boxboard・・・スケートボード
do my best・・・全力を尽くす
switch ・・・入れ替える
tournament・・・大会
even if ~・・・ たとえ~であろうとも
unique・・・特有な、独特の
recognized・・・認識されている
このように書いてある場合には、
「スケートボードのトーナメントがあって、全力で出そうとしたのかな?トレーニング方法か試合のふるまいか何かユニークなのかな?」
と内容を推測できるでしょう。
注の単語は長文で順番に出てきますので、書いてある単語の順番で話が進みます。

この画像のように、左→右の順で下に進んでいきますので、この順でストーリーを予測するようにしましょう。
【長文問題のコツ】②内容一致の問題は選択肢の順に話が進む
北辰テストの英語は大門3では、長文全体の内容一致の問題が出題されます。
選択肢のア~エから解答を記号で選ぶのですが、その場合
「ア→イ→ウ→エ」の順番で、文章に書いてあるのです。
つまり、「ウ」について書いてある場所を見つけたら、
・「イ」はその箇所より前
・「エ」はその箇所より後ろ
に書いてあります。

また、
・「ア」の内容は文章の前半
・「イ」の内容は文章の中盤
・「ウは中盤から終盤」
・「エは最後の方」
に書いてあることがほとんどです。
この情報を知っているだけで、「選択肢の内容がどこに書いてあるか」をある程度予測できるため、探す時間を短くすることができます。
【長文問題のコツ】③間違えの選択肢にはよくあるパターンがある
次の問題を解いてみてください。
これは、ある年の北辰テストの「大門4(2)」の問題です。
「注」の単語と「問題」を見て答えを当ててみてください。
注
supermarket・・・スーパー
plastic bag・・・プラスチック製の袋
environment・・・環境
waste・・・廃棄物
「次の選択肢の中から、内容に合うものを選びなさい。」
Ken told that
ア:Mike didn’t want to go home with him.
イ:Mike wanted to buy a lot of food that time.
ウ:Mike always tried to be kind to The environment.
エ:Mike didn’t want the customer to use shopping bag.
「え、長文の問題だよね?本文読まないとわからないじゃん!!」
と思うかもしれません。
しかし、北辰テストや公立高校の入試問題であれば、本文を読まなくても「高確率で答えになる選択肢」を選べる問題もあるのです。
私自身、この問題は長文を見なくても、多分これが答えだろうな!
という選択肢がわかりました。
(答え見たら、やはり当たっていました)
どういうことか。
ひとつひとつ解説していきますね。
まず、「注」の単語を見て、
・どんな内容が長文に書いてあるのか
・メインテーマはなんなのか
を予測してみてください。
「スーパーのレジ袋は環境によくないから使わない方がいいよね」というような話だと予測できると思います。
メインのテーマをざっくり考えると「環境問題」だとわかるでしょう。
そこで、選択肢をもう一度見てみましょう。
ア:Mike didn’t want to go home with him.
(マイクは彼と帰りたくなかった)
イ:Mike wanted to buy a lot of food that time.
(マイクはあの時たくさんの食べものを買いたかった)
ウ:Mike always tried to be kind to the environment.
(マイクは環境に対していつも親切であろうとした)
エ:Mike wanted the customer to use shopping bag.
(マイクはそのお客さんに買い物のバッグを使って欲しかった)
「これは答えにならないんじゃない?」という選択肢をひとつ選んでみてください。
「ア」 を選んだ人が多いのではないでしょうか?
ア:マイクは彼と帰りたくなかった
、、、
え、マイクは彼のこと嫌いなのかな??笑
というか環境問題についての話だよね今回??
と思ってしまいました。
そう、北辰テストや公立高校の入試問題では「メインテーマと関係のない選択肢」は答えになりにくいのです!
もうひとつ、北辰テストでは、「こんな課題がある」といってニュアンスの文章はあれど、ネガティブに偏った内容の文章は出題されません。
最初は相手に「少し苦手に感じた」「話すときに緊張する」といった内容の時はありますが、その後に「実はやさしかった」「頼もしく感じた」といったポジティブな印象に変わっていくのです。
話の最初から最後まで、「あいつ、嫌なやつだな!!」なんて文章は見たことがありません。笑
同じ理由で、
ゴミはたくさん捨ててもOK!
環境が壊れても仕方ないよねー。
日々努力するのは面倒だからやらない!
環境問題に興味はない!
環境問題に対してネガティブな選択肢がもしあれば消去できるでしょう。
ア:Mike didn’t want to go home with him.
イ:Mike wanted to buy a lot of food that time.
→メインテーマではないので△くらい。
ウ:Mike is always kind to the environment.
エ:Mike didn’t want the customer to use shopping bag.
残るは「ウ」と「エ」です。
・・・どちらも答えになりそうですよね。
ただ、ひとつだけ気になるポイントがあります。
それは、
「い・つ・も」環境に対して優しい
と言っているところです。
実はこれ、北辰テストや公立高校の入試問題でも言えることで、「いつも」のような「例外を認めない表現」は答えになりにくいのです。
他にも
・「only」~だけ
・「never」決して~ない
・「all ○○」すべての○○
・「everything」全部
・「everyone」全員
といった単語も「例外を認めない表現」なので、選択肢に出てきたときには疑ってかかりましょう。
(もちろん本文にそう書いているのであれば正解の選択肢になるのですが、答えになる確率は低いです。問題を作る側は「紛らわしい選択肢」も入れたいので、そのときにこういった表現を忍ばせておく手法を使うのです。)
ということで、今回の問題の答えは「エ」となる可能性が高くなります。
こういったテクニックは、あくまで「テクニック」でしかありませんので、必ず正解できるわけではありません。
しかし、知っていることで
・間違えやすい選択肢に注意できるようになる
・迷ったとき、正解になりやすい方を選べるようになる
・時間がないときに、少しでも正答率を上げる
このようなメリットがあり、役に立つこともあります。これだけで長文全般の点数が上がる可能性があるため、是非覚えておきましょう。
まとめ
今回は、北辰テストの英語対策について、大問ごとの配点や偏差値別の勉強ロードマップ、そして本番で即座に使える長文読解のテクニックまで詳しくご紹介しました。
最後に、今回紹介した大切なポイントを振り返ってみましょう。
まずはすべての土台となる「基本の英単語」から固める(偏差値〜50)
→ 大問2で確実に得点するためだけでなく、長文で意味を推測したり、自由英作文で簡単・確実な表現を使ったりするためにも、まずは単語の暗記が最優先です。
会話表現を味方につけてリスニングと大問2を攻略する(偏差値〜50)
→ 会話表現は「知っていればその場で点数になる」強力な武器です。聞き取りや空欄補充、会話形式の長文をスムーズに解くために、単語の次にマスターしましょう。
「熟語」を覚えて並び替え問題の正答率を上げる(偏差値50〜60)
→ 単語単体の意味に引っ張られて長文を見失わないためにも、熟語(イディオム)のインプットが必要です。これにより、並び替えや空欄補充の得点力が大幅にアップします。
長文を訳す練習を重ねる(偏差値50〜60)
→ 英語は「慣れ」の教科です。解説ページに見開きで日本語訳が載っている良質な参考書を使い、効率よくスラスラと訳せる「精読力」を養いましょう。
長文読解は「注の単語」と「消去法」を駆使して粘り強く解く(実践テクニック)
→ すべてを完璧に読めなくても、日本語の注からストーリーを予測できます。また、内容一致問題は「話の順」に並んでいることや、「例外を認めない表現(only, neverなど)」は間違いの選択肢になりやすいという特徴を押さえておきましょう。
| 学年・分野 | 覚えるテーマ | 効率的な攻略・暗記のコツ |
| 単語・文法 | 三人称単数のs / 過去形 | 大問2や英作文での「うっかり失点」を防ぐ最重要ルール。偏差値50突破の必須条件。 |
| 会話表現 | 会話の定型フレーズ | 知っているだけでリスニング・大問2・対話文長文の3つに直結する、最もコスパの良い分野。 |
| 自由英作文 | 部分点の狙い方 | 難しい日本語訳ではなく、自分が知っている「簡単で確実な表現」を使い、減点されない文章を書く。 |
| 長文読解 | 日本語の「注」の活用 | 注の単語はストーリーの順に並んでいる。本文を読む前に左→右、上→下の順で話の流れを推測する。 |
| 長文読解 | 内容一致問題のルール | 選択肢(ア〜エ)は、本文の前半〜後半の記述順に対応しているため、探す場所を予測できる。 |
| 長文読解 | 間違い選択肢のパターン | メインテーマ(環境問題など)と無関係な選択肢や、例外を認めない強い表現(only, never等)は疑う。 |
| 学校選択 | 速読と精読のメリハリ | すべてを真面目に訳すと時間切れになる。問題の根拠になる部分だけを「精読」し、他は「速読」で流す。 |
